F1、鈴鹿は2029年まで開催。アンドレッティ参戦拒否。

F1は、今年限りとなっていた鈴鹿サーキットとの開催契約を5年延長しました。これにより、2029年まで開催が継続することとなります。

その直前では、大阪がF1の誘致を計画していることが明らかとなりちょっとした騒ぎとなっていました。大阪万博の開催についていろいろとニュースになっている中で、この計画については否定的な見方をする人も多いのですが、それは現在の鈴鹿の人気が高いことの裏返しでもあります。


鈴鹿の継続が決まったことで、ある意味はしごを外された感もある大阪ですが、1国1レースの原則はなし崩しになっており、可能性がまったくなくなったわけではありません。1987年、鈴鹿での開催が決まる前には横浜(みなとみらい地区)との誘致合戦があったことを思い出します。横浜の敗因を学び、いまに活かすことが大切です。


もちろん、鈴鹿も安穏とはしてられません。マシン性能の向上によってコースは狭くなり、日々改良が求められています。

2025年以降にF1参戦をめざしていたアンドレッティですが、F1の運営会社であるFOMはエントリーを認めないとの決定を下しています。FIA側ではエントリーの資格があると認めたのですが、次のステップでつまずくことになりました。


かつて新規参入のチームが競争力・資金力ともに足りず、すぐに撤退してしまうことが繰り返されただけに、新規参入のハードルをある程度高くすることは必要なのでしょうが、アンドレッティは技術力も資金力も充分なだけに、やはり不可解なものを感じます。


かつてF1はヨーロッパのイメージでしたが、アメリカのリバティ・メディアの傘下となり、アメリカでのレースも増え、徐々にアメリカナイズされてきたようにも思われます。にも関わらず、アメリカのチームが認められないわけです。アメリカのプロスポーツもエクスパンションによってチームを増やしてきた歴史がありますが・・・どうも硬直化している感があります。

硬直化と言えば、今シーズンのドライバーのラインアップは昨年とまったく同じという、これもまた異常事態となっています。そこに、降ってわいたハミルトン選手のフェラーリ移籍。シーズンが始まる前に来シーズンの人事が発表されるという、これもまた異常事態です。


これにより、サインツ選手は今シーズン限りではじき出されることが決定。ドライバーやチームスタッフのモチベーションはどうしても心配してしまいます。

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