Jリーグ開幕、DAZN同時視聴で混乱。町田も混乱。

J1に昇格したFC町田ゼルビアの開幕戦(vs.ガンバ大阪)。観客は13,506人と発表され、町田GIONスタジアムの最多記録を更新しましたが、そうなるとやはり懸念されるのが交通の便であり、実際に混乱が起こってしまったとのこと。


もちろん何もしていないわけではなく、町田市も臨時予算を出して対策をしていました。ただ、町田駅とスタジアムを結ぶ直通無料バスについては裏目に出た可能性も。もっともバスの本数が多いのは鶴川駅ですが、こちらに人が流れてしまったと思われます。有料だと手続きが大変になるので無料にせざるを得なかったことは理解しますが。

筆者はこの近くで育った時期もありますので、若干の土地勘はあるかと思います。行きは鶴川駅からバスに乗るのがもっともよいかと思います。帰りは山を下って野津田(のづた)車庫のバス停から路線バスに乗るか、もしくは思い切って鶴川駅まで歩くかになるでしょう。今年はぜひ訪問したいと考えております。

さて、ここからが本題なのですが、DAZNは2月14日から値上げを行ったほかに、ロケーションの制限とそれを追加するオプションを実装しているのですが、そのことがJリーグ開幕で再度クローズアップされています。DAZNの公式X(旧Twitter)でユーザーからの問い合わせに答えた以下のポストが炎上していました。


同一のIPアドレスで2台までという制限は、複数ユーザーによるアカウントの使い回しへの対策が主な目的であり、それ自体には意義がありますので大きくは反対できないところ。Netflixなど他の動画配信サービスでもこういった対策は進んでおり、DAZNではイタリアなどで昨年先行導入されていました。

これについては1月に価格改定と同時に発表されていたことです。告知不足だという意見もあるかもしれませんが、値上げに気を取られて他の情報に目を通さなかったということなので、正直あまり同意できません。当ブログもこの事実は伝えていたものの、ここまで大事になるとは予想していませんでしたので、若干甘いところはあったと思います。反省です。

元となったポストには「テレビと出先のスマホ」としか書かれておらず、これがどんな状況を指すのかがよく分かりませんが、家族が自宅のテレビ、自分が外でスマホといった状況であれば対策を検討すべきでしょう。ライブが売り物のサービスですから、他のVODと一緒でよいとは思いません。


異なる世帯でアカウントを使い回すのは問題だとしても、同じ世帯であればOKなはずで、あらかじめ端末を登録しておくといった対策はとれるはず。本来はこういう議論をすべきだと思いますが、流れてくるのは罵詈雑言ばかりであり、誰も得をしない状況となっています。


唯一得をするところがあるとすれば、ユーザーの怒りに便乗し「コタツ記事」で煽るメディアです。生産性がなく、無駄な怒りを煽るだけの記事ばかりが拡散すれば、それをもとにした批判もまた正当性を失うことになります。


別にDAZNに限ったことでもなく、さらにはスポーツに限ったことでもありません。ユーザーの声を拾うという建前でメディアが楽をすることは害悪だとしか言いようがないのです。選手に対する誹謗中傷はよく問題となっていますし、エンタメ界では悲しい出来事も起こっていますが、それらにメディアの責任はないのかよく考えねばなりません。

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