米3社連合のその後 & Paramount+とPeacock統合?

ディズニー・WBD・FOXの3社が合弁で新たなスポーツストリーミングサービスを立ち上げるという計画について、アメリカの司法当局が独占禁止法に抵触していないか調査を進めているとのこと。


3社合計でスポーツ放映権料の約55%を占めているとのことで、そりゃ調査するに決まっているでしょうという感じです。もちろんやる側も最初から承知のことでしょうから、これ以上特にコメントすることもありません。

これも当然起こり得る動きなんですが、同業他社からの訴訟も起こされています。FuboTVはいわゆるインターネット上でCATVのように多くのチャンネルを配信している業者であり、ディズニー傘下のHulu Live TVと競合しています。また、独自のスポーツチャンネルにも力を入れているところですので、そりゃやりますよね・・・と。


FuboTVは、これらのメディア企業が不公平な取り扱いをしているとも主張しています。例えば他のチャンネルとの抱き合わせだったり、他社よりも高い料金を請求されたりもしたとか。こういう争いの中で問題点が浮き彫りになっていくことは市場の健全化にも役立ちますから、その点はどんどんやって頂ければよいかと思います。

昨年末にはWBDとParamountが合併の交渉を行っていると報じられていましたが、どうもこの話は破談に終わったようで、今度はComcastとParamountが傘下のストリーミングサービスである「Peacock」と「Paramount+」を統合するのではと報じられています。


これは経営統合や合併を前提とはしていませんが、先の3社連合に属していない側の動きということで、合従連衡のスピードが加速しています。4大ネットワークでいうところのNBCとCBSが組むという図式になります。

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