新リーグ・UFLはスーパーボウルの熱気を引き継げるか。

去る2月13日に開催されたNFLのスーパーボウルは、推定で1億2,370万人が視聴したと調査会社のニールセンが発表しています。延長戦に突入する熱い試合展開に、テイラー・スウィフト効果が上乗せされました。

この数字はスーパーボウルの新記録であり、また1969年のアポロ11号による月面着陸に匹敵する数字だとも報じられています。もっとも当時とは人口が異なるので、視聴率に換算すると及びませんが。

さて、スーパーボウルとともにNFLのシーズンも終わり、春からは独立系のリーグが開幕します。昨年はUSFLとXFLがありましたが、今年は統合されUFL(United Football League)となりました。3月30日に開幕戦が行われます。

USFL・XFLともに8チームありましたが、統合後のUFLもまた8チーム編成です。4チームは旧XFL、3チームは旧USFLからの参加で、ヒューストンにあったチームは合併しています。

放映権ですが、FOXとESPNが獲得しています。USFLはFOXとNBC、XFLはESPNが持っていましたが、NBCは外れました。

USFLは4月中旬に開幕していましたが、UFLでは開幕時期が早まったため、NBCは同じく権利を保有するゴルフのPGAツアーとの兼ね合いから撤退を表明したとのこと。もっとも、これは表向きの理由で、実際にはやる気がなかったようにも思えますが。

日本では昨年USFLをDAZNが配信。XFLの放送・配信はありませんでした。さて今年はどうなるか。NFL Game Passを獲得したこともあり、アメフトにもっと力を入れてもらえるといいんですけど。

ルールについてはUSFLとXFLの独自ルールからいいとこ取りを狙っているようです。XFLで採用されていたコンバージョンのルールはそのまま引き継がれています。キックを廃止し、残り2・5・10ヤードのいずれかを選択して攻撃を行うというものです。得点は距離に応じて1～3点が入ります。