U-NEXT、格闘技配信ラッシュのその後。
U-NEXTがONE、そしてPFLの放映権を相次いで獲得し、旋風が吹き荒れた2月ですが、その後の状況についていくつかフォローしてみます。
まずは2月25日に開催されたPFLとベラトールの対抗戦「PFL Champions vs. Bellator Champions」について。この大会はDAZNがグローバルでPPV配信すると発表されていましたが、日本ではU-NEXTが配信、しかもPPVではなく通常会員向けに配信されました。
DAZNが2月21日に各国のPPVの料金リストを発表しているのですが、どうやら当初の発表から変更があったことが分かりました。このリストに記載されていない国については、DAZNが通常の料金で視聴できると記載されています。また、逆に当初は対象外とされていたアメリカでの料金が記載されていました。
ということで、当初の発表内容から変更があったことは間違いないのですが、例によってと言いますか、そういうのはひっそりと公表されるのです。日本においても同様にPPVの対象国から外れたと考えられますが、その後どのような経緯でU-NEXTに移動したかは引き続き謎です。
3月1日に開催された「ONE 166」。U-NEXTの当初の発表では、いわゆるナンバーシリーズの配信について明言されていなかったのですが、結局配信されました。こちらもPPVではなく、サブスクリプションの範囲内です。
当初明言されなかったのは、従来ONEを配信していたABEMA、そしてABEMAと契約を結んでいる武尊選手との関係に配慮しているのでは・・・と推測されるところですが、結局のところこちらについてもどういう形で決着したのかは分かっておらず、いまは単にナンバーシリーズもU-NEXTで配信された(ABEMAでの配信はなかった)という事実が残るのみです。
U-NEXTの宇野会長とABEMAの藤田社長の関係から、両社が正面から激突することはないだろう・・・という予想を以前から書いているのですが、経営層と現場の意見はまた異なるでしょうし、今後どうなるの予測がつきません。穏便に解決するといいのですが。
他にも気になる情報としては、3月20日に開催される「K-1 WORLD MAX」の中継予定がABEMAとGAORAになっており、U-NEXTでの配信予定がないことです。これについても引き続き追いかける必要がありそうです。
0コメント