韓国KBO、ネット配信を有料化。Tvingが独占。

韓国野球委員会(KBO)は、インターネットの放映権について配信サービス「Tving」を運営するCJ ENM社と独占契約を結んだと発表しました。今シーズンから3年契約で、放映権料は年間450億ウォン(約45億円)と報じられています。


この金額は昨年の2倍以上ということで、KBOにとっては大幅な増額を勝ち取ったことになりますが、その一方でTvingは有料で配信する計画を発表しています。4月までは無料キャンペーンを実施しますが、5月以降は月額5,500ウォン(月550円)になるとのこと。

従来は複数の業者と契約。1社あたりの金額は少ないものの無料で配信されていました。それが今回は方針を転換して1社独占とし、入札が実施されました。入札にはCJ ENM社のほか、SPOTVを運営しているEclat Media Group、そしてNAVERを中心とするコンソーシアムの計3陣営が参加。今年1月にCJ ENM社が優先交渉権を獲得しています。


この契約はテレビの放映権には関係なく、テレビでは引き続き無料での中継が行われるのですが、テレビを持たないユーザー層も増えている中で有料化に踏み切るのは、当然ながらファンの反発を受けています。韓国の野球ファンにもお金を払う習慣が根付くかどうかは、今後の努力にかかっています。

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