Netflixでタイソン復活。カネロ次戦はDAZN&Amazon。

マイク・タイソンが人気YouTuberのジェイク・ポールと試合を行います。7月20日、テキサス州アーリントンで開催され、Netflixでライブ配信されるとのこと。PPVではなく、通常料金で視聴できるそうです。

Netflixは最近になってWWEの放映権を購入し、スポーツ中継に本腰を入れつつあります。この試合はボクシングの公式戦になるのか、それともエキシビジョンマッチになるかまだ決まってないそうですが、Netflixは単なるスポーツ中継ではなく、ドラマを求めていることは分かります。

会場となるAT&Tスタジアムは、NFLのダラス・カウボーイズの本拠地として知られていますが、2021年にはカネロvs.ソーンダース戦が開催され、73,126人の観客を集め、ボクシング興行での最多記録を作った会場でもあるそう。もちろんそれを上回ることを狙っているでしょう。

カネロ選手は毎年5月に試合を行うのが恒例となっていますが、今年は5月4日、ラスベガスでハイメ・ムンギア選手との対戦が決定したとのこと。この試合は、AmazonとDAZNがPPVで配信するとも報じられています。

ムンギア選手はDAZNと関係が深いゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)所属。カネロ選手の古巣でもあり、なかなか因縁深い試合です。DAZNとの巨大契約を破棄し、GBPから離れたカネロ選手ですが、マッチルームと契約を結んだことで引き続きDAZNで試合が配信されていました。

昨年、カネロ選手はPBCと3試合の契約を結び、チャーロ戦を消化。その間にPBCはShowtimeのスポーツ中継撤退にともない、Amazonでの配信に移行しましたが、どうもそのあたりでまたひと悶着があった模様。カネロ選手は自らの会社を立ち上げ、いったんはPBCを離脱しDAZNへの復帰濃厚とも報じられていたのですが、今回は共同での配信という形で決着しています。

日本ではどうなるかはまだ定かではありません。おそらくDAZNでの配信はあるものと思いますが、PBCからのルートだとWOWOW、そしてU-NEXTもあり得るのでしょうか。PPVになるかどうかも注目ポイント。

また、最近始まった「ABEMA de DAZN」の動向も気になるところ。サービス開始時の説明では「追加有料コンテンツなどの利用はできない」と記載されていましたが、将来的にPPVの提供は期待されるでしょう。システム自体は整えているわけですからね。