イージースポーツ、新規2球団を追加も値上げ。
プロ野球の二軍戦を中心にライブ配信を行っている「イージースポーツ プロ野球プレミアム」は、2024年シーズンのサービス内容についていくつか発表を行っています。
- 今季から参入する「オイシックス」「くふうハヤテ」を加えた11球団を配信
- 3月11日に新しいプラットフォームを開設。Amazon Fite TVやGoogle TV、Apple TVに対応
- 3月16日に料金を改定。月額1,595→2,750円
11球団を配信するとのことで、逆に配信されない球団は巨人・広島・日本ハムの3球団となります。巨人は「GIANTS TV」、日本ハムは「パ・リーグTV」で配信を行っていますが、広島については地元のCATV「ちゅピcom」で一部の試合が予定されている程度で、全国から視聴できる状況にはなっていません。
新球団の参入により配信予定が230試合増えるとのことですが、当然ながらコストも増加するため、値上げに踏み切ったとのこと。二軍限定で参入する2球団については、ここからの放映権料が頼みの綱となります。それゆえにきちんと配分がなされることを望みますし、若干の値上げは致し方ないところではあるのですが、1,000円を超える値上げ幅というのはなかなか厳しい感もあります。
かつては「イレブンスポーツ」でしたが、2022年にDAZNがELEVEN本体を買収すると、その看板を外して「イージースポーツ」に改名しました。
プロ野球以外にも、バレーボールのVリーグ、フットサルのFリーグと提携し、独自の配信サービスを提供しています。つまり競技別にそれぞれ別のサービスを構築していることになります。他のサービスが複数の競技を取り扱い、ポートフォリオを組んでいるのとは反対の発想です。比較的マイナーな競技は個別採算のほうがよいということでしょう。その代わり、赤字になればその競技のファンに負荷がかかることになります。
グループ会社のイージープロダクションは低コストでの番組製作に定評があり、2021年には日本テレビと資本提携を行っていますが、その一方で巨人はイージースポーツに参加していないのは上記の通りです。
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