DAZNまさかのアニメ配信。ジャイアントはA社かN社か。
オフシーズンに顧客をつなぎ止めるのは大変だ。Jリーグのファンが海外サッカーも見るとは限らない。
ということで、DAZNがオフシーズン企画として用意したのがアニメ『ジャイアントキリング』。12/25より全話を一挙配信するとのこと。
これは個人的にはいい試みだと思う。アニメの放映権はさほど高くない。視聴回数に応じて支払うレベニューシェア型の契約になっている可能性もある。
他のVODサービスだと無数のコンテンツの中に埋もれかねないが、DAZNがこのようにプッシュしてくれるのは作品にとっても有り難いことだろう。
とは言えこれは旧作なので、やはり気になるのは新シーズンがあるか?ということではないかと。今回の配信はそれを念頭に置いた観測気球とも考えられるし、場合によってはDAZNが出資したってよい。
NetflixやAmazonがオリジナルコンテンツの制作に注力しているのはご存知の通り。いわゆる「製作委員会方式」ではないため、予算をかけて自由にモノを作れるメリットはあるが、逆に言えばコケた場合の責任はすべてプラットフォーム側がかぶることになる。
このリスクをDAZNもかぶる覚悟があるのか?いや、これまでも充分覚悟しすぎなんですけどね(^-^;
とにかく、DAZNにとってこれらのサービスは倒すべき巨人なのか。それとも、うちらはスポーツに特化してるからと距離を置くのか。
少なくともAmazonはスポーツにも参入しているので厄介な敵であることは間違いないので、こういうチャレンジをしてみるのは悪いことではない。
日本で成功モデルが作れれば世界各国のDAZNにも取り入れられるだろうし、日本のスポーツアニメが多数配信されるなんてこともあるかもしれない。まずはとにかく視聴回数を上げることからだ。
蛇足ですが、製作委員会方式は一部のアニメファンからとんでもなく嫌われているそうで。まぁ気持ちもわかるけど、リスクを分散できるからこそ多数の作品が生まれるメリットもあるわけで、両方あっていいんじゃないでしょうか。というのが個人的意見です。
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