リーグ・アン、infrontと代理店契約。

欧州の主要リーグが終了し、そろそろ来シーズンの話が活発化する頃でしょうか。その前にEUROが決まってないという話もあるのですが。


さて、リーグ・アンの放映権を管理するLFP Media社は、infrontと代理店契約を結んだと発表しました。


  • 期間: 2024-25シーズンから5年
  • 対象となる大会: リーグ・アン1部と2部の全試合、およびスーパーカップ(トロフェ・デ・シャンピオン)
  • 対象となる地域: ヨーロッパ・アジア・オセアニアの一部

すでに東欧と中央アジアの計18か国ではトルコ系のSaran Mediaが契約を結んでいるため、その国は対象から除かれています。リーグ・アンにとってはこれに次ぐ2社目の代理店契約となります。まだ北米など決まっていない地域が残っていますので、近々3社目も決まりそうです。


金額は公表されていません。現在国外向けの放映権を持っているのはbeIN Sportsで、年間8,000万ユーロと推定されていますが、5大リーグの中では相当安いと言わざるを得ませんので、少しでも上がっていればよいのですが。

beIN Sportsとの契約は今シーズンを持って切れることがほぼ確実となりました。beINと言えばカタールの放送局であり、そしてカタールと言えばPSGのオーナーです。PSGからはエンバペ選手の退団が決まっており、スター選手の離脱は放映権契約にも影を落とします。リーグ・アンはいまだにフランス国内の来季からの放映権が確定しておらず、国外との交渉もこれからなのです。


日本からみると、代理店が決定したことでようやく交渉が始まるという段階です。infrontはセリエAの代理店でもありますが、ギリギリでの決着も辞さない代理店なので、まぁ厄介な相手になったな・・・といったところか。開幕直前まで決まらない事態になることも覚悟しておいたほうがよいでしょう。

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