エクアドルリーグで放映権料未払い騒動。

サッカーのエクアドル1部リーグ(セリエA)で、放映権料の未払い騒動が起こっているとのこと。権利者のひとつであるGolTVからの支払いが昨年9月から滞っています。


GolTVは2018年から10年総額3.14億ドルの契約を結んでいますが、GolTV側は契約内容の見直しを求めているとも報じられています。5月9日にはリーグとクラブの関係者が集まり、5月24日までに支払いを求める声明を出しています。

GolTV側の主張は以下の3点とのことです。

  • プレーオフの試合数減少
  • CATVの加入者減少
  • 違法視聴への対策が不充分


エクアドルの情報は不足しているのですが、現在はかつてのJリーグのような「2ステージ制」が採用されており、1stステージの勝者と2ndステージの勝者がプレーオフで対戦する方式だとのこと。かつては8クラブでプレーオフをやっていたとの記述もあります。


GolTV側は4回戦総当たりを提案したという報道もありますが、セリエAは16クラブなので、各クラブは年間60試合を戦うことになり現実的ではありません。

GolTVをめぐる騒動はこれまでも度々あったようで、昨年はリーグが一時中断する事態にも発展しています。


地球の裏側の出来事なのでまだ分からない点が多いのですが、JリーグはDAZNとの放映権契約によって2ステージ制を廃止することができた一方、加入者が当初の目標に達していないなど共通の課題を抱えているようにも見えます。決して対岸の火事ではありません。引き続きウォッチすべきテーマだと考えています。

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