ゴルフ・ABEMAツアーが今季限りで終了。

男子ゴルフの下部ツアーにあたる「ABEMAツアー」ですが、今シーズン限りでABEMAとの契約が切れることが明らかとなりました。

ABEMAは2018年からツアーの「特別スポンサー」となり、全試合を無料で生中継してきました。2020-21年はコロナ禍によりシーズンが合併されたため、都合6シーズン、7年間で両者の関係は終了することになります。

ABEMAは今年1～3月の四半期決算で、初めて黒字化を達成したと発表しています。これからは累積赤字の解消に進むわけですから、必然的にコスト意識は高まります。これまでのコストパフォーマンスを問われる形になったのでしょう。

ツアー主催者であるJGTOにとっては、新たな冠スポンサー、そして放送局を探す必要があるわけですが、果たして見つかるでしょうか。女子のJLPGAはご存知の通り放映権を自らの管理に切り替え、また映像も自ら制作しています。ABEMAによって、少なくとも放映権が試合によってバラバラといった状態にはなっていないのですから、このパッケージを維持することによってまとめて販売することもできるはずです。

大逆転があるとすれば、Amazonかな・・・とも思ったりします。Amazonはこれから配信するスポーツについて、2～3の競技を検討中であるとしています。近年男子ゴルフの人気は低迷しているとされますが、通販とのシナジーも見込める競技ではあります。

同様に楽天もゴルフ事業を持っており、また女子の「楽天スーパーレディース」の契約が昨年で終了していますので、次の打ち手として検討してもよいのでは・・・と思いますが、いずれも一方的な妄想にしかすぎません。

当然下部ツアーだけでなく、本ツアーのほうも中継したいでしょうし、そちらの権利面での整備も大事になってきます。女子もまだまだ課題は山積みですが、まずは黒字化を達成したとのこと。男子も続かないと差はますます開きます。