パ・リーグ、中南米で配信 & DeNAと"映像交流"
パ・リーグ6球団が共同出資し、インターネット向けおよび海外向けの放映権を一括管理しているパシフィックリーグマーケティング(以下PLM)は、中南米・カリブ海の野球専門チャンネル「One Baseball Network」と放映権契約を結んだと発表しました。
いったんは今シーズン限りの契約で、パ・リーグ球団の主催試合を週3~5試合放送・配信していくとのことです。
PLMは、2022年に台湾のEleven Sportsと5年契約を結んでいます。その後ElevenはDAZNに買収されましたので、現在はDAZNでの配信となっています。
また、アメリカ・カナダでも旧Eleven Sports系のチャンネル「FTF」(For The Fans)と契約を結んでいます。FTFはFASTを運営しており、パ・リーグの試合も無料で配信されています。
PLMは「パ・リーグTV」の運営も行っていますが、今週から始まっている交流戦について、横浜DeNAベイスターズと「映像交流」を行うと発表しています。お互いの試合映像が、お互いのYouTubeやSNSで配信されることとなっています。
案の定と言いますか「試合のライブ配信はございません」という注釈付きですが、できるところからやっていくということでしょう。正直、何億円も取れるようなビジネスではないのですが、それでもやる意味は充分にあると言えます。逆にセ・リーグ各球団の足並みが揃わないことが浮き彫りになっていきます。
【追記】
交流戦では巨人・阪神の主催試合がパ・リーグTVでライブ配信されます。こちらは逆にSNS等では使用されません。
なお、最初にも書いた通り、PLM社が一括管理している放映権は「インターネット向け」および「海外向け」です。国内のテレビ向けは引き続き各球団の個別管理となっています。
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