女子ゴルフLPGAツアー、3減1増でいったん決着。

これまで何度も触れてきたこの問題でありますが、まだ流動的な部分が残っているものの、いちおう来年のカレンダーが発表されました。


LPGAのやり方が強引だという批判はこれまでにも出てきたけど、果たして本当にそうなのか。当然、こういう話は既存メディア側のほうから伝わってくるわけで、実際LPGAがどう動いてきたかは、以下の小林浩美会長の会見内容から各自で判断するしかない。

LPGAのサイトに掲載されているスコアボードは、録画中継に配慮して途中で止まる。録画中継は枠が決められているため、早めに18番ホールが始まると、これはプレーオフだなと容易に推測ができてしまう。もちろん、先に他のメディアが結果を伝えてしまうこともある。

こんな状況を打破し、ゴルフファンの期待に応えるにはやはり生中継が必要。現在でもCSチャンネルなどを使って一部生中継を行っているところはあるのだけど、こちらもお昼には打ち切られる。だからこそのインターネット中継。

もっとも、ファンの高齢化が進むゴルフ界において、どれだけの人がOTTサービスを使いこなせるかは難しいところだけど、それを気にしていてもしょうがない。ちょうど来年からは米PGAツアーが「GOLF TV」を開始するということもあり、日本におけるゴルフの視聴環境は大きく変わることになる。


さて、今回は日本テレビと系列局が主催する3大会が撤退、1大会が共催から外れるという結果に。日テレはDAZNでも巨人戦の配信を拒否しているので相当印象が悪くなっているが、彼らは彼らで問題を抱えている。それは、日本におけるHuluの運営を行っていることにある。

日本での事業がうまくいかなかったHuluはいったん日テレに売却され、日テレの100%子会社となったが、その後再び米Hulu社が一部の株式を取得している。Huluの競合はもちろんNetflixであり、Amazonであり、facebookであり、DAZNであり…とにかくたくさん。

今回LPGAの試合を配信するのはAmazonだとの説があがっているけど、どこが配信するにせよOTTサービスとしては競合関係にあるわけで、そうやすやすと放映権を渡すわけにはいかない。


ところで、米Hulu社はディズニー・21世紀フォックス・コムキャストなどが共同で出資しているけど、ディズニーが21世紀フォックスの持つHulu株を買収したため、事実上ディズニーが経営権を握った。先日コムキャストはskyの買収をめぐって21世紀フォックスと争奪戦を繰り広げたが、その余波がこんなところにも出ている。

HuluはNetflixに対抗するための連合体、という考え方もできるけど、多くの出資者がいることで意思決定が遅れるよりも、ディズニーが過半数を握ったほうがスピーディーに動けるだろう。ということで、今後HuluがOTTサービスにおける台風の目になってきそう。

なので、伝統という名のもとにあぐらをかくナベツネ帝国・読売巨人軍とこの件はちょっと分けて考えてみたほうがいいと思ってたりします。


あとは、女子プロゴルファーの待遇も考えてあげないと。もちろんプロである以上ファンサービスは義務だけど、彼女たちはテレビ局の持ち物ではないし、スポンサーの持ち物でもない。

小林会長が触れていた肖像権など、彼女らの諸権利をきちんと守ることがツアーの価値を高める。そういう視点からも、今後の発展を期待したい。


あらっ、リーダーズボードは相変わらず止まるの?そりゃますますネット観なくっちゃ。


あと、熊本出身でバンテリンのCMにも出ている有村智恵選手にコメントさせるのはちょっと酷ではないかと。

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