パラリンピック放送予定。YouTubeでも配信か。
8月28日(現地時間)に開幕するパリ・パラリンピックですが、IPC(国際パラリンピック委員会)の発表によると世界160か国以上で放送されるとのこと。
また、世界175か国・地域を対象にYouTubeでライブ配信を行うと発表しています。開会式・閉会式のほか、全22競技が対象で、約1,400時間の中継を予定しているとのことです。
対象となる国のリストが出ていないので、日本が対象となっているかは確定していないのですが、開会式のライブ配信があることは確認できましたので、おそらく含まれているのではないかと推定されます。
放送局のリストも公表されており、日本は「NHK, JCOM, JBA, Green Channel」となっています。パラリンピックは今回の2024年大会までNHKが独占放映権を獲得していますので、他はサブライセンスということになります。
NHKはテレビで約79時間の放送を予定しています。東京大会では590時間(+民放で110時間)だったそうですから、それよりも大幅に減ってしまったことは否めません。その分、YouTubeでカバーするということになりそうです。
https://www.nhk.or.jp/info/pr/toptalk/assets/pdf/soukyoku/2024/07/008.pdf
J:COMは前回に引き続き、大会期間中に毎日2時間の放送枠を設けています。グリーンチャンネルはパリ五輪に続いて馬術競技を放送します。録画ダイジェストですが無料放送とのことです。
JBAというのはおそらく民放連のことだと思われます。東京大会では初めて民放局による生中継が行われましたが、残念ながらパリ大会では生中継の予定はありません。ハイライト映像を放送するために名前を連ねているといった格好です。
YouTubeでは全22競技が配信予定と書きましたが、そもそも全競技で国際映像が制作されること自体、今回が初めてとなります。東京大会ではパワーリフティング・テコンドー・車いすフェンシングの3競技で国際映像が制作されず、NHKが独自にカメラを持ち込んでいました。
それでもオリンピックのように全選手・全試合の映像が制作されるわけではありませんが、少しずつ前進していることは確かです。ただ、やはりもっと放送してほしいとは思います。とくにチャリティーを掲げている某民放局にはひと言物申したいところですね。
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