日テレへの批判殺到と学生スポーツ中継のこれから
1週間(勝手に)お休みを頂きました。
今年もよろしくお願いします。
年末年始、スポーツを開催するのか、それともお休みにするのか。競技によっていろいろと分かれて面白いところです。サッカーでもプレミアリーグは開催しますが、他の五大リーグではお休みにしたり。
そんな中で学生スポーツについては当然冬休み期間中に開催するべきであり、必然的に年末年始にも開催されることになるわけですが、高校サッカーにおいて残念な出来事が起きてしまいました。
15時53分すぎ、先攻の駒大高校が5人目のPKを決めた直後に放送が終了。その後CMをはさみ、15時56分ごろから「KEIRINグランプリ2018」の放送が始まった。
まずこの件については競輪を悪く言わないでほしい。あと5分でもいいからサッカーの放送が延長できれば…と残念に思う。もっともこの試合は11人目、すなわちGKが蹴るところまで続いたので5分では収まらなかっただろうけど。
高校サッカーの主催者には民放局43社が名を連ねている。日テレの系列局だけではなく、全国47都道府県をカバーするために、他のネット局や独立局も加わる。
それゆえに編成が硬直してしまったのか。他の時間帯であれば各局が地元の高校の試合を放送できるよう対応するのだが、今回は開幕戦なので裏で試合をやっていない。それゆえに言い訳のしようもない。
ちなみにKEIRINグランプリは日テレ系列のみでの全国放送だったので、少なくとも系列局に対しては放送枠の調整は不可能ではなかったと考えられる。これが全国枠とローカル枠の境目であればまだ理解はできたのだが、正直なところフォローのしようがない。
住んでいる地域の高校だけでなく、それぞれの人たちの地元にあたる高校の試合が見たい。そんなニーズは当然あるわけで、放送枠の調整とともに、ネット配信などの充実が必要であることは言うまでもない。
その点で言うと、高校ラグビーやバスケのウィンターカップはJSPORTSがマルチチャンネルで対応しているし、春高バレーもフジテレビのCSチャンネルが対応しているわけで、なぜそれができないのかという話になる。いわゆる船頭多くして…という状態だと言ってもよい。
もうひとつ。サッカーにおいては高校の部活動よりもクラブユースに注目すべきという考え方もある。小さい頃から専任のコーチの指導を受け、Jリーグ、そして世界で戦っていく。
このシステムがサッカーのみならず他の競技へと広がっていくことも、Jリーグが掲げる理念のひとつ。ということで、ユースの試合も多く放送されることが望ましい。
高円宮杯の決勝戦はBS朝日で生中継された。また、JユースカップなどはDAZNでの配信が始まっている。こうした動きが広がっていくことが、高校サッカーにとっても刺激になることを期待してやまない。
関係ないですが、応援マネージャーの人選は毎年すばらしいですね。これでかなりのパワーを割いてしまってるんじゃ?と思うほどです(^-^;
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