米Bally Sports、Amazonがスポンサー撤退。

Bally Sportsについてもうひとつ最新情報が。経営再建にあたって、株式の15%を1.15億ドルで取得する意向を示していたAmazonですが、オファーを撤回したと報じられています。

Amazonはこの出資によって、NBA15チームのローカル向けの放映権を得る見込みと報じられていました。その後、Bally Sportsは2チームと契約を更新しなかったため、現在は13チームとなっています。

ご存知の通り、Amazonは2025-26シーズンからNBAの全米向けの放映権を獲得しており、ローカルの放映権に対する関心が薄れたとも考えられます。


また、NHLについても今シーズンからカナダで一部の放映権を獲得。2年後にはさらに拡大する可能性が高くなっています。NHLの7チームがカナダに本拠地を置いていますので、これもまたローカルへの関心を薄れさせます。


ただ、これをもってBally Sportsの再建が遠のいたという話ではないようで、Amazonの力を借りなくても再建のめどが立ったのだと、前向きに解釈したほうがよさそうです。Amazonにとっては、Bally Sportsを破綻させたほうがむしろ大きく関与できる可能性があり、事態がどっちに転んでもいいようにうまく立ち回っている印象を受けます。

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