U-NEXT「カンブリア宮殿」登場もサッカー中継でトラブル。

8月29日、テレビ東京で放送された「カンブリア宮殿」にU-NEXTが取り上げられ、宇野社長が出演しました。内容自体は宇野社長の経歴や旧USENからの経営立て直し、そして現在の事業の紹介といったものですが、当ブログにおいてはやはりプレミアリーグの話が出てくるかが注目ポイントです。

結果としては数秒触れただけでしたが「U-NEXT提供」のテロップとともに実際の映像が放送されました。こういうのってテレビ向けに限定された権利であることが多いのですが、U-NEXTの見逃し配信ではきちんと見られました。TVerでも見逃し配信があると思われますが、放送1週間後にアップロードされるようなので、もう少し待つ必要があります。

さて、当日深夜に配信されたラ・リーガのラス・パルマスvs.レアル・マドリード戦で配信トラブルが起こっていたようです。日本語コメンタリーが入らず英語コメンタリーに切り替わったり、画像の乱れも生じていたとの報告を頂いています。

ラ・リーガについては今シーズンからサッカーパックの加入が必須となったため、実質値上げと言えます。プレミアリーグにリソースを割きすぎたのかもしれませんが、肝心のクオリティを損ねてしまうのはよろしくありません。

U-NEXTについては、こんな発表も出ています。キックボクシングの「GLORY」について、今後のライブ配信が不定期になるようです。格闘技も充実しているU-NEXTではありますが、そろそろ選別のフェーズに入ったのでしょうか。他社が参入してくる可能性もみておいたほうがいいかもしれません。

もし他社が入るとしたら、ONE Championshipの放映権でひと悶着あったABEMAかな・・・と勝手に思ったりもしています。U-NEXTの宇野社長と、ABEMA(サイバーエージェント)の藤田社長の盟友関係は「カンブリア宮殿」でも紹介されていましたが、スポーツの放映権市場はやはり戦場です。プレミアリーグについてもABEMAにサブライセンスを出すことはありませんでした。でも、裏でこそっと手を差し伸べたりしているかも、という妄想。

二人の関係については、これもU-NEXTで配信されている「ネット興亡記」を観ていただくのがよいかと思います。