BS松竹東急、DeNA戦中継。J:COMは二軍戦を。
取り上げるのが遅くなってしまいすみませんが、BS松竹東急が9月4日・5日に開催される横浜DeNAvs.広島戦を生中継します。BSだと横浜戦はほぼBS-TBS、たまにNHKで中継されますが、それ以外は珍しいですね。
J:COMは、9月17日と29日に開催される横浜DeNAの二軍戦を生中継すると発表しました。「J:COMチャンネル」で放送されます。このチャンネルはJ:COMのケーブルが引き込まれているマンションであれば、契約なしでも視聴できます。
J:COMはベイスターズのスポンサーであり、またJ:COMでは「TBSチャンネル」などを通じてベイスターズ戦を視聴することが可能です。しかし、J:COMが自ら試合の中継を行うのは今回が初めてとのことです。
ちなみにJ:COMチャンネルでは「今日から!ベイスターズ」という番組も放送されています。地元の子供たちも出演する、まさに地域密着型の番組です。
NPB12球団の中でも、ベイスターズ戦は実にさまざまなメディアで放送・配信が行われています。
二軍戦についてもイージースポーツやU-NEXTで配信されていますし、今年からはDeNAの自社アプリである「play-by-sports」も始まりました。放映権ビジネスといえば、独占によって価値を高める手法がよく取り上げられますが、DeNAの戦略は正反対に近いと言ってよいでしょう。
NPBにはどうしても「放映権の一括管理」という話題がつきまといます。パ・リーグはPLM(パシフィックリーグ・マーケティング)を通じて、インターネットの権利と海外向けの権利を一括管理していますが、その一方でテレビ向けの権利は各球団に残しています。セ・リーグは球団によってバラバラであることは言うまでもありません。
一括管理は、先ほども書いた通り独占によって価値を上げる手法ですが、一括でどこかの業者に販売するとして、いまよりもはるかに高い放映権料を獲得できるかは微妙な情勢です。DAZNの勢いがあった頃であればそういう議論もできたのですが、他のストリーミングサービスも体力の削り合いとなっています。なので、筆者も最近はあまり一括管理にはこだわらなくなってきました。
かと言って個別管理のままでよいとも思っておらず、例えば海外向けでは各球団と個別に契約するのは煩雑すぎますので、一括管理したほうがよいでしょう。PLMを軸にセ・リーグにも広げていければよいのでしょうし、セ・リーグ側で鍵を握るのはやはりDeNAということになるのでしょうか。
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