オリヴェイレンセ戦のDAZN全試合配信が途切れる。

ポルトガル2部のオリヴェイレンセは、9月15日にDAZNで配信される予定だったベンフィカBとの試合が配信できなくなったと発表しています。


今シーズンは全試合を無料で配信する予定と発表していましたが、第5節でストップとなりました。その理由について「放映権者との配信の合意に達することができなかった」と説明しています。

正直なところ、ポルトガル2部の放映権事情というのがはっきりと分かっているわけではないのですが、まず1部リーグの話をすると、ポルトガルは現在ヨーロッパでは珍しく放映権が一括管理されていません。一括管理に向けた動きはあるのですが、まだ先のことです。


ということで、現時点はまだ各クラブが放映権を管理しているのですが、1部リーグについてはほとんどのクラブが国内最大のスポーツ専門局である「sport tv」と契約しています。しかし、ベンフィカは契約しておらず、自らのメディアで配信を行っています。ですから、今回の相手がベンフィカ(Bチーム)のホームゲームだったのは必然とも言えます。


sport tvのYouTubeチャンネルで「Benfica」を検索すると、ベンフィカのアウェー戦のハイライトしか表示されません。今回の対象となっているBチームについても同様です。

一方、国外向けの放映権についてはベンフィカも枠組みに加わっており、sport tvが一括して販売しています。日本のDAZNもこれによってベンフィカのホームゲームを配信することができています。


2部についても同様の枠組みで配信できるかと思いきや、やはりアウェーだと相手クラブの許可が必要だったという話のようです。そのための交渉をオリヴェイレンセ、および親会社であるONODERA GROUPが自らやらないといけないというのは面倒なことです。今回は残念でしたが、お疲れ様としか言いようがありません。

ちなみに昨シーズンについては、シーズン34試合中32試合を配信するという発表でした。なので、ベンフィカB以外にも許可が出なかったチームがあった可能性を示唆しています。今シーズンは全試合と発表していましたので、めどが立ったのかな・・・と思っていたのですが、まぁなんかうまくいかないもんですね。

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