ブラジルリーグ、LFU陣営がAmazonと契約。

ブラジルのサッカーリーグ(ブラジレイロン)で、1部(セリエA)在籍の20クラブのうち12クラブが属するLFU(Liga Forte União)は、2025年からAmazonと放映権契約を結びました。3年契約で、放映権料は年間3.4~3.5億レアル(約86~88億円)と推定されています。


LFUとはすでに、民放局の「Record」と、YouTubeチャンネルの「CazéTV」が契約を結んでいます。この2社は同じ試合(毎節1試合)を放送・配信しますが、Amazonはそれとは別の試合を同様に毎節1試合配信するとのことです。3社を合わせた放映権料は年間7.5億レアル(約190億円)となります。

12クラブが所属しているので、理論上は毎節6試合以上のホームゲームの放映権を販売することができます。LFUは残る4試合についても引き続き販売先を探しているとのことです。


1部の残り8クラブはLibraというグループを結成しており、こちらは来年からブラジル最大の民放局である「Globo」と5年契約を結んでいます。放映権料は年11.7億レアル(約296億円)とされています。LFU陣営はさらなる放映権の売却でそれに追いつき、追い越すことを目論んでいます。


候補としてはDAZNの名前があがっていたり、またGloboがLFUとも手を組むといった話も出ていますが、面白いのは「Mercado Play」。アルゼンチンに本社を置くeコマース企業「Mercado Libre」が運営するストリーミングサービスです。まぁ、Amazonとがっつり競合することになりますが。

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