Jリーグ、0.5シーズンの形式固まる。
2026年から秋春制に移行するJリーグで、移行前に開催されるいわゆる「ハーフシーズン」の大会形式についてちょこちょこと報道が出てきています。
スポニチによると、J1は20クラブを東西に分けて、ホーム&アウェーの総当たり。その後東西の同順位のクラブが順位決定プレーオフを開催するとのことで、各クラブ20試合となります。J2・J3は40クラブを4地区に分けて同様の形式になるとのこと。
スポーツ報知によると、同点の際にはPK戦を実施(延長戦なし)。勝利チームは勝ち点2、負けたチームにも勝ち点1が与えられるとしています。
東西の分割となると、かつて開催されていたオールスターサッカーを思い出させますが、昇降格がある以上、境界線が毎年変わることになります。静岡や新潟あたりはどちらになるか分かりませんし、場合によっては湘南あたりが西地区に入る可能性も出てきます。
ということで、オールスターも後に前年の順位で分ける形に変更されましたが、それはそれで仲間意識が高まらないという問題も。どんな感じに落ち着くのでしょうか。
さて、形式が固まったことで改めてクローズアップされるのが、5月にスポーツ報知が出した「DAZNの放映権料が一部減額される可能性」という記事です。この記事では、DAZNが昇降格がないことに難色を示したとありますが、今回出てきた案でも昇降格はありません。
そもそも「昇降格がない=減額」というロジックがよく分かりません。らないのです。結局、この記事はすぐにJリーグから否定するプレスリリースが出されましたが、議論が再燃することも充分に考えられます。
JリーグとDAZNの放映権契約は現在2033年まで結ばれていますが、秋春制導入は長年の懸案ですから、導入が決まった際には事前に何かしらの取り決めをしているものと思いたいところです。
考えられるパターンとしては以下の3通りでしょうか。
- 【a】契約は2033-34シーズンまでとし、半年分の放映権料を追加で支払う。
- 【b】契約は2033-34シーズンまでとするが、放映権料の追加はない。
- 【c】契約は2032-33シーズンまでとし、半年分の放映権料を減額する。
c案なら確かに減額ですし、b案も実質的には減額と言えますが、その場合は今回のハーフシーズンについてはまた別枠で契約する形をとるものと思います。その際はDAZN以外に販売する可能性も出てくるでしょう。
また、現在の契約はJ3リーグが分離された形となっていますが、ハーフシーズンはJ2・J3混合で行われるため、その処理も必要となります。
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