U-NEXT、WBDと提携強化で「Max」上陸。
U-NEXTは、WBD(ワーナー・ブラザース・ディスカバリー)と新たなパートナー契約を結んだと発表。WBDが海外で展開しているストリーミングサービス「Max」をU-NEXTに取り込み、Maxのコンテンツを独占配信します。
「Max」は、旧ワーナー系の「HBO Max」と、旧ディスカバリー系の「discovery+」が統合されたサービスです。すでにU-NEXTはHBO Maxのコンテンツを配信していますが、今回の契約によってdiscovery+のコンテンツも獲得したことになります。
ある意味既定路線だと感じる一方で、今回はコンテンツの独占供給契約であり、さらに踏み込んだ、例えば資本提携といった形にはなりませんでした。WBDも資金的にさほど余裕はありませんし、日本国内におけるU-NEXTのシェアを考えてもそこまでは踏み込めなかったのでしょう。
WBDにとっては、日本市場で独自に「Max」を展開しようとしても、U-NEXTとの契約をどうにかしなければなりません。日本市場は言語の壁もあり、また文化的にもなかなか特殊な市場だと言われてますので、国内の業者と手を組むのは賢明な判断と言えそうです。ディズニー系の「hulu」は日本テレビの傘下であり、「Paramount+」はWOWOWやJ:COMと手を組んでいますので、それらに続く形となります。
スポーツカテゴリにおいては特に新たな発表はありませんが、WBDが権利を持っているスポーツコンテンツが今後どうなっていくかは注視していく必要があります。以前WBD傘下の「GOLFTV」が持っていたPGAツアーは、撤退後U-NEXTで配信されています。
個人的に期待したいのはロードレースなど自転車競技のコンテンツです。昨年WBD傘下だった「GCN+」の撤退により、宙に浮いていた権利はスウェーデンのSpring Mediaにライセンスされ、現在は「StayLive」というサービスで配信されています。この契約がいつまでかは分からないのですが、来年以降動きがあってもおかしくありません。同様に、鈴鹿8耐も含まれる2輪のEWCもStayLiveが権利を持っています。
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