CA藤田社長、凱旋門賞&BCスプリントに挑戦。
サイバーエージェント・藤田晋社長が競馬で攻勢をかけています。10月6日にフランスで開催された「凱旋門賞」には、所有馬のシンエンペラーが出走。レースの模様を系列企業であるABEMAでもライブ配信しました。
競馬の放映権に特化した最大手の代理店であるHBA Mediaによると、凱旋門賞は世界37の放送局で生中継されたとのこと。日本では従来のフジテレビとグリーンチャンネルに、ABEMAが新たに加わった形です。
フジとグリーンチャンネルは、フランスで馬券の販売を行っているPMU(フランス場外馬券発売公社)がJRAと結んでいる提携に基づいて放映権を取得したと記されています。凱旋門賞は日本でもJRAが馬券を発売しており、その売上の一部はPMUを通じて主催者に還元されることになりますが、もちろん映像がないと話になりませんので、放映権の話もセットになってきます。
ABEMAはこの枠組みには入ってないようなので、HBA Mediaを通じて権利を購入したものと推察されます。
https://www.hbamedia.tv/2024-qatar-prix-de-larc-de-triomphe-to-be-shown-by-record-37-broadcasters
続いて、11月2日(現地時間)にアメリカで開催される「ブリーダーズカップスプリント」に、同じくサイバーエージェントの系列であり、ゲーム「ウマ娘」で知られるCygamesが冠スポンサーとなることが発表されました。
ブリーダーズカップは2日間に渡って開催される「アメリカ競馬の祭典」で、計14レースが開催され、その年のチャンピオンを決定します。今年は日本馬も多数参戦を予定しており、スプリントには藤田社長が所有するメタマックスと、別の馬主であるリメイクが出走予定です。
もしメタマックスが上位に入れば、藤田社長は自分で支払ったお金が賞金として戻ってくるような形となりますが、もちろん動物に忖度はありませんので、そこは実力の世界です。
このレースはもちろんJRAで馬券発売が行われることになるでしょうし、上述したHBA Mediaでも放映権を取り扱っていますので、おそらく凱旋門賞と同様の枠組みになるものと考えられます。
【追記】
JRAが馬券を販売できる海外レースは、事前に農林水産大臣の指定を受けたものに限られ、今回のBCスプリントは対象外でした。訂正いたします。
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