サウジ、DAZNとの交渉否定も関係深まる。
先日速報でお伝えした、サウジアラビアの政府系投資ファンド・PIFがDAZNに出資するという話ですが、PIFはDAZNとの協議を行っていないとの声明を出し、報道を否定しました。元の記事を出したロイターもこの声明を報じています。
いったんこの話は立ち消えになりそうですが、DAZNが引き続き10億ドル規模の資金を外部から調達する方針であることには変わりなく、また新しい名前が浮上していることも充分に想定されます。
それとは別に、DAZNとサウジとの関係は着実に深まっています。今度はラ・リーガ2部に所属するUDアルメリアと胸スポンサーの契約を結びました。UDアルメリアはサウジアラビア人がオーナーを務めているクラブです。オーナー就任後1部昇格を果たしましたが、昨シーズンは残念ながら降格となっています。
ちなみにスペイン国内における2部リーグの放映権は非独占となっており、DAZNも権利を持っていますが、のべ20以上の放送局が契約しているとのことです。
ラ・リーガ関連では、サウジの「リヤド・シーズン」がリーグ全体のスポンサーに就任しています。2026-27シーズンまでの3年契約とのことです。昨シーズンまでは「Visit Saudi」として契約しており、年間2,200万ドルと推定されていました。
また、アトレティコ・マドリードのスポンサーであるサウジのリヤド航空は、ホームスタジアムのネーミングライツを獲得。今後は「リヤド・エアー・メトロポリターノ」という名前になると発表されています。こちらは2032-33シーズンまでの9年契約で、総額3億ユーロ(成績によって変動あり)と推定されています。
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