Bally Sports、MLBを整理へ。3球団はMLB管理に
経営再建中のBally Sportsですが、なかなか再建計画が完了しません。秋開幕のNBA・NHLについてはそれぞれ13チーム・9チームのローカル放映権契約を結びましたが、MLBの来シーズンについてはまだ見通しが立っていません。
今シーズンはMLBの12球団とローカル放映権の契約を結んでいましたが、どうやらアトランタ・ブレーブスを除く11球団について契約終了の可能性が出てきています。
このうち、ガーディアンズ、ブルワーズ、ツインズの3球団についてはBally Sportsとの契約が破棄され、来シーズンはMLBにローカル放映権が移管されることが発表されています。今シーズンは同様にBallyから離脱したダイヤモンドバックス、ロッキーズ、パドレスが同様にMLBに移管されており、MLBは映像制作を請け負うとともに、地元向けの放送とストリーミングを提供しています。
また、レンジャーズについても今シーズンで満了する契約は更新されないことが確実で、ローカル放送局との交渉が始まっているとのことです。
レイズとタイガースも契約解除が濃厚になっており、残る5球団についても契約解除の方向で動いているとされますが、それぞれ球団との合弁で放送局を立ち上げていたりしますので、単純に解除するというわけにもいかず、資本関係の解消なども必要になってきます。
これらの情報をまとめると以下の通りです。来シーズンの開幕までに、またいろいろ動きがあるかと思いますので、その都度記事にしていく予定です。
- 契約維持
- アトランタ・ブレーブス
- 契約満了 →MLBに移管
- クリーブランド・ガーディアンズ
- ミルウォーキー・ブリュワーズ
- ミネソタ・ツインズ
- 契約満了 →更新しない見通し
- テキサス・レンジャーズ
- 契約破棄が濃厚
- タンパベイ・レイズ
- デトロイト・タイガース
- 未定 (契約破棄の可能性)
- シンシナティ・レッズ
- カンザスシティ・ロイヤルズ
- ロサンゼルス・エンゼルス
- マイアミ・マーリンズ
- セントルイス・カージナルス
さて、Bally Sportsという名称も近々変わりそうです。これはBallyというベッティング系の企業によるいわゆるネーミングライツなのですが、新たなスポンサーとして同業のFanDuelがつくとのこと。また、株式の一部を獲得するとも報じられています。
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