ZOZO、PGAツアーから撤退。LIV参入あるか。
先週開催された、PGAツアーで唯一日本で開催される大会「ZOZOチャンピオンシップ」ですが、ZOZOと結んでいた6年間のスポンサー契約が今年で満了し、ZOZOは継続の意思を示していないことから、今年限りで終了するとのこと。
名物創業者・前澤友作氏によって鳴り物入りで始まった大会ですが、ZOZOはその後ヤフーに売却され、前澤氏はもう居ません。海外展開も思うようには進んでおらず、ファッションでは「越境EC」と呼ばれる中国系のサービスが席捲している状態です。むしろ、更新する理由がないといったほうが正しいようにも思えます。
日本での開催を維持するためには、代わりとなるスポンサーが必要ですが、PGAツアーの賞金額は国内大会よりもはるかに高く、そう簡単には決まりません。なぜ日本で開催するのか?という意義も必要です。もし、アメリカなど海外市場に打って出たい日本企業があるとしても、だったらアメリカで開催したほうがいいのでは・・・という話になります。
以下の記事では、複数の候補が存在し、また1社単独での冠スポンサーとはならないのでは・・・といった噂話が書かれていますが、現状ではすべてが憶測です。
で、この記事のポイントは、PGAではなくLIVと組むのでは?という話です。国内のJGTOツアーは試合数の減少が続いており、LIVとの提携で数試合が開催できるのであれば御の字というわけですが、その一方でLIVに参戦できる選手枠は少なく、またPGAとLIVの統合話がいっこうに進んでいない現状では、PGAとの関係に亀裂が生じる可能性が危惧されます。
PGAとLIVの統合は、本来であれば昨年末を期限として交渉が進められてきました。ただ、破談したというわけではなく、現在も両者は定期的に会合を行っていると伝えられています。なあなあな関係のまま、先延ばしにしておこうといった感じでしょうか。
別のところからの情報だと、サウジアラビアの政府系ファンド・PIFは国外でのプロジェクトへの投資を減らし、国内にシフトしていく方針だとのこと。現在は約30%が国外に投資されていますが、これを20%以下にするとのことです。
これはスポーツ分野にも適用されるとみられています。すでに「リヤド・シーズン」ブランドの大会はサウジ国内だけでなく、イギリスでも開催されていたりしますが、今後はなくなる見込みです。現在進行中の案件についても影響が出るものと考えられます。
0コメント