ベルギーリーグ、次期放映権の入札不調か。

2025-26シーズンからの次期放映権(5年間)の入札が始まっているベルギーリーグですが、10月に締め切られたものの落札者は発表されず、個別交渉に移行するようです。

入札の〆切は10月16日に設定されていましたが、2週間延長されて10月30日になったとのこと。現在の放映権料は年間1.03億ユーロとされていますが、どうやらそれを上回る金額での入札がなかったようです。


入札に参加したのは、現在の権利者であるEleven Sportsを買収したDAZNに加え、地元ベルギーの通信・CATV会社であるTelenetとProximusの計3社です。今回は8個のパッケージに分割されているため、複数社が獲得する可能性があります。(うち1部リーグのパッケージは3個)

リーグ側としては複数パッケージに分割することで競争を促し、放映権料を少しでもつり上げたい思惑なのでしょうが、現時点では外れています。


DAZNの最近の動きをみてみると、リーグ・アンでは前回の放映権料を下回る水準で獲得していますし、現在進行中のブンデスリーガでもひとつのパッケージに集中する戦略をとっています。放映権料は高騰し、DAZNもこれ以上赤字を積み重ねることはできない状況です。必要以上の背伸びはしないといったところでしょう。


そうなると国内勢の巻き返しに期待したいところですが、現在の金額はすでに高い水準であると判断されているのでしょうか。そう考えると、旧Eleven Sportsもなかなか罪作りなことをしたな・・・と感じます。

予想としては、1部リーグを対象とする3個のパッケージについて、2社もしく3社で分け合う形になるのではないでしょうか。なお、ベルギー国外の権利については含まれておらず、別途代理店を通じての販売となります。日本については需要がありますから、DAZNに限らず手をあげるところが出てくるでしょう。

【お知らせ】現在コメント機能が使えない状態です。感想・意見・誤情報のツッコミ等ございましたら、筆者のX(旧Twitter)までお願い致します。 @flower_highway

0コメント

  • 1000 / 1000