「ザ・リング」誌がサウジ資本傘下に。
「リヤド・シーズン」を手がけるサウジアラビア総合娯楽庁のトゥルキ・アルシェイク長官は、アメリカのボクシング専門誌「ザ・リング」を買収したと表明しました。サウジの投資ファンドを通じてのものではなく、個人での買収のようです。
「パウンド・フォー・パウンド」など独自のランキングで知られるザ・リング誌は、長年ボクシングの権威として知られてきましたが、2022年には紙媒体での発行を中止し、電子版のみとなっていました。これについても、アメリカとイギリスで紙媒体を復活させると宣言しています。
従来のオーナーは、オスカー・デラホーヤ氏率いるゴールデンボーイの関連会社だったとのこと。有力なプロモーターの1社であるゴールデンボーイの傘下だと、内容の客観性・公平性に疑問を持つ声もあったものと思われます。それがサウジ資本になるとどう変わるのか。
リヤド・シーズンは複数のプロモーターをさらに束ねる存在になろうとしており、そういう意味では従来よりは特定のプロモーターの影響を薄めることはできるでしょうが、客観性という点においてどうなるのかは未知数な部分があります。
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