【速報】旧Bally Sportsの再建計画承認。

FanDuel Sports Network(Bally Sportsから改名)の運営会社であるDSG(Daimond Sports Group)は、裁判所に提出していた再建計画が承認されたと発表しました。この計画では、およそ90億ドルあった負債が2億ドルにまで圧縮されるとのこと。


昨年3月、連邦破産法第11条(いわゆるチャプター11、日本の民事再生法に相当)の適用を申請したDSGですが、ここ数週間のうちに適用から外れる見込みです。1年8か月に渡った破綻処理がいよいよ終了を迎えます。


RSN(Regional Sports Network)と呼ばれている、アメリカのローカルスポーツ放送は今後どうなるのか。崩壊こそ食い止められましたが、視聴者のCATVからストリーミングへの移行、そして競争激化による放映権料の高騰の流れは止まっておらず、今後は背伸びしない経営に立ち返る必要があります。

この再建計画に異議を唱えていたMLBですが、公聴会の開催前日に異議を取り下げていました。MLBの各球団と結んでいた契約については整理が進み、タンパベイ・レイズ、デトロイト・タイガースとは継続。シンシナティ・レッズの権利はMLBに移管されることが決まりました。現在は唯一、カンザスシティ・ロイヤルズのみが未定となっています。


  • 契約継続
    • アトランタ・ブレーブス
    • ロサンゼルス・エンゼルス
    • セントルイス・カージナルス
    • マイアミ・マーリンズ
    • タンパベイ・レイズ
    • デトロイト・タイガース
  • 契約終了 →MLBに移管
    • クリーブランド・ガーディアンズ
    • ミルウォーキー・ブリュワーズ
    • ミネソタ・ツインズ
    • シンシナティ・レッズ
  • 契約終了 →移管先未定
    • テキサス・レンジャース
  • 未定
    • カンザスシティ・ロイヤルズ

以前から交渉を進めていたAmazonとの契約も成立しました。プライムビデオを通じてFanDuel Sports Networkが配信されます。従来、NBAとNHLについては全チームのストリーミングの権利を獲得していましたが、MLBについては12チーム中5チームのみでした。しかし、来シーズンからの新しい契約では全チームの権利を獲得しています。


また、1試合単位で試合を視聴できるオプションも追加しました。価格は6.99ドル~となっています。

現在、DSGが権利を持っているのはMLB 6チーム、NBA 13チーム、NHL 8チームとなります。以前お知らせした情報からのアップデートとしては、NHLのアナハイム・ダックスが離脱しています。


  • NBA
    • アトランタ・ホークス
    • シャーロット・ホーネッツ
    • クリーブランド・キャバリアーズ
    • デトロイト・ピストンズ
    • インディアナ・ペイサーズ
    • ロサンゼルス・クリッパーズ
    • メンフィス・グリズリーズ
    • マイアミ・ヒート
    • ミルウォーキー・バックス
    • ミネソタ・ティンバーウルブズ
    • オクラホマシティ・サンダー
    • オーランド・マジック
    • サンアントニオ・スパーズ
  • NHL
    • カロライナ・ハリケーンズ
    • コロンバス・ブルージャケッツ
    • デトロイト・レッドウィングス
    • ロサンゼルス・キングス
    • ミネソタ・ワイルド
    • ナッシュビル・プレデターズ
    • セントルイス・ブルース
    • タンパベイ・ライトニング

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