DAZN、豪Foxtelの買収に名乗りか。

オーストラリアの大手有料放送局・FoxtelをDAZNが買収するのでは、と地元メディアが報じています。株式の65%を保有する親会社・News CorpとDAZNが交渉中だとのこと。


DAZN Japan CEOの笹本裕氏には「アジア事業開発」という肩書もついており、アジアとなってますが実際はAPAC(アジア太平洋)へのビジネス拡大を担っています。ということは、これは笹本氏が関与する大型案件ということになるのでしょうか。

この売却話は今年8月に取り上げていました。その理由として、目先の業績が芳しくないことと、提携先であるWBDが契約を更新せず、自らのサービス「Max」をオーストラリア市場で立ち上げる方針であることがあげられています。


Foxtelは別にスポーツに特化しているわけではないので、DAZNが興味を示していることには少々驚きがあります。ただ、DAZNの親会社であるAccess Industriesの傘下にはワーナー・ミュージックもありますし、他のエンタメコンテンツが混ざっていてもさほど気にはしてないよう。むしろ、WBDのコンテンツが減るタイミングを買い時と判断したのでしょうか。

Foxtelはストリーミングサービスも展開しており、全体の契約者数は320万人、その中でスポーツに特化した「Kayo Sports」は150万人とのこと。オーストラリアの人口は日本の1/5ほどですが、日本のDAZNの契約者数も150万人前後ではないかと推定されますので、それだけ人気を獲得していると言えるでしょう。


料金はもっとも安いプランで月額25豪ドル(約2,500円)に設定されており、日本のDAZNよりも少々お安めです。もっとも、買収が成立したらDAZNとサービスが統合されるでしょうし、価格改定もありそうな感じです。

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