格闘技の負傷延期相次ぐ。来年3月武尊vs.ロッタン戦決定。

年末の格闘技イベントで選手の負傷による延期が相次いでいます。12月24日に開催予定だった井上尚弥vs.サム・グッドマン戦は、グッドマン選手の負傷により、1月24日に延期となりました。


もちろん負傷のリスクは付き物であり、かつメインイベントとなればこのように他の試合も含めて興行すべてが延期・中止になることも。関係者との調整も大変だったと思いますが、今回はすばやい対応でした。

12月31日に「RIZIN DECADE」の中で開催予定だったライアン・ガルシアvs.安保瑠輝也戦も、ガルシア選手の負傷により来春に延期が発表されています。この試合を含むRIZINの第1部は海外でのPPV配信が予定されていますが、18日の記者会見によると1部はすべて中止となり、ボクシングの試合は延期、MMAは3部に振り替えるとのことです。

両方の試合に間接的ではありますが関与しているのが、例のサウジのトゥルキ・アルシェイク(アラルシク)氏です。トゥルキ氏率いる「リヤド・シーズン」は井上尚弥選手のスポンサーに就任。また、現在ドーピング違反でボクシングのライセンスを停止されているガルシア選手とは、12月19日に面会することを表明していますが、果たしてどこで会うのか。

トゥルキ氏のXによると、17日はリヤドの空港で開催されるイベント「BLVD Runway」の開幕に立ち会っており、また21日には同じくリヤドでウシクvs.フューリー戦が開催されますので、その間もリヤドに滞在するのか。あるいはアメリカにとんぼ帰りするのか。どちらにせよ、来日という線はなくなりました。


ちなみにリヤド・シーズンの興行はDAZN独占となっており、ウシクvs.フューリー戦もDAZNがPPV(3,100円)で配信します。

来年の話になりますが「ONE Championship」は来年3月23日に日本で「ONE172」を開催すると発表しています。メインイベントには武尊vs.ロッタン戦が組まれました。もともと今年1月の日本大会で対戦予定でしたが、ロッタン選手の負傷によって流れたカードです。


さて、この大会ですがU-NEXTがPPVで配信すると発表されています。武尊選手は2023年4月、ABEMAと専属契約を結びました。1試合1億円が最低保証として支払われるという内容でしたが、1月の日本大会の後、ONEの放映権自体がU-NEXTに移動しています。


武尊選手はONEとも数試合の契約を結んでおり、果たしてどちらの契約が優先されるのか・・・といったところですが、日本大会についてもU-NEXTで配信されるということで、ABEMAとの契約はもはや無くなったも同然のように思われます。

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