Jリーグ、0.5シーズン「特別大会」正式発表。
Jリーグは、秋春制移行前の2026年に開催する、いわゆるハーフシーズンについて「特別大会」を開催することを決定。詳細なレギュレーションが発表されています。
レギュレーションは9月に報道されていたものから大きくは変わらないのですが、グループの分け方について以下の記述があります。
※降雪地域(2-3月頃にホーム開催ができない)クラブのバランスや、同都道府県クラブができる限り同グループになるように等、調整の上で決定
具体的には来季の昇降格が確定しないと分かりませんが、現状J1では神奈川に4クラブ、東京に3クラブあります。同じ都・県のクラブを同じグループにした場合、東京と神奈川は別グループになるかもしれません。そうしないと、東西で移動距離の差が大きくなります。
また、降雪地のクラブが固まると2~3月にかけてはホーム開催ができないため、そこは散らすことになるようです。
特別大会では昇降格が発生しないため、モチベーションを維持する材料が必要になりますが、J1では優勝クラブにACLエリートの出場権が与えられ、また勝ち点に応じた特別助成金が支給されることになっています(1点につきJ1=200万円、J2・J3=50万円)。
とくにJ2・J3については混合グループとなるため、期待値的にJ2のほうが多くの金額を獲得できるチャンスが大きくなりますし、逆にJ3はJ2のクラブを食えば150万円のボーナスが得られると考えることができるでしょう。
さて、当ブログ的には放映権の話をしないといけませんが、現状とくに発表はされていません。ただ、現在DAZNが結んでいる契約とは別枠になるものと考えられます。現契約はJ1とJ2が対象であり、今回J2・J3が混合になったことで、自動的にDAZNとはなりません。
来シーズンからLeminoでJ3が全試合配信されます(DAZNも2025年までの契約あり)。そのうえで、2026年の特別大会、そして秋春制に移行した2026-27シーズン以降の動向に注目していく必要があります。
特別大会については、例えばJ1はDAZN、J2・J3はLeminoといった棲み分けが考えられます。またはJ2ホームはDAZN、J3ホームはLeminoといった感じになるかもしれません。もちろん、それ以外の企業が入る可能性もあります。
「シーズン以降期は上記2大会のみを開催」という記述もありますので、ルヴァンカップが並行して開催されることはありません。ならば、ルヴァンカップはそのまま半年ずらされるのか。または今大会をルヴァンカップと統合する可能性もあり、その場合はスカパー・フジテレビも加わることになるでしょう。
※天皇杯はJFA主催なので別。現時点では時期を変えずに開催される見込みです。
この枠組みは、冠スポンサーにも影響することになります。レギュラーシーズンの明治安田、ルヴァンカップのヤマザキビスケットだけでなく、ドコモが就任してJ2・J3の放映権をあわせて獲得するといったシナリオも考えられます。
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