PFLのトーナメント化とベラトール終焉。そしてGFL。
総合格闘技のPFL(Professional Fighters League)は今年の開催予定を発表。昨年までのリーグ戦形式をとりやめ、全8階級でそれぞれ8選手が出場するトーナメント形式に変更しました。
リーグ戦は6階級に各10人が参加していたので、選手の総数は60人→64人に増えますが、トーナメントに変更したことで試合数は減少します。事実上のスケールダウンと考えてよさそうです。
PFLは2023年11月にベラトールを買収。リーグ戦のPFL、ワンマッチのベラトールと2つのブランドを共存させる姿勢を示していましたが、昨年11月、ドバイ政府との提携で新たに「Road to Dubai」ブランドを新設すると発表。事実上、ベラトールが終焉するのでは?と言われてきました。
そして、1月25日にドバイで開催される初めてのイベントは「PFL Road to Dubai Champions Series」というイベント名に。メインイベントはベラトールライト級王者・ヌルマゴメドフ選手の防衛戦であり、タイトル名としてベラトールの名前は残されていますが、イベント名としてはPFLに吸収された形です。
PFLはベラトールの買収前に、サウジ資本から1億ドルの投資を受けています。にも関わらずドバイとも提携ということで、一見やり手のようにも思われますが、実情としてはサウジマネーを結構食い潰してしまっているのかもしれません。
PFL・ベラトールがこんな状況なので、離脱する選手も徐々に出てきているようです。そこで受け皿的に登場したのがGFL(Global Fight League)なる謎めいた団体。PFLと名前は似ていますが、まったく異なる団体です。
6つの都市にフランチャイズを置くチーム制が特徴で、各チーム20人の選手(10階級×2人)をドラフト会議によって割り当てるとのこと。最初の大会は4月に予定されているそうです。資金面など不明な点が多いのですが、UFCの1強が続くMMAにおいて新たな風は吹くのでしょうか。
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