Jリーグ、今年の海外中継は?
今年のJリーグが本日開幕ということで、海外向けの放映権がどうなっているかという話を書きます。ただ、昨年の海外での中継についてJリーグがプレスリリースを出したのは、開幕当日の2月23日でした。今年も遅れるのか・・・と思ったら、開幕前日の2月13日に出ましたのでほっとしております。
内容としては、以下にあげるよう、スーパーカップからベトナムでの放送が開始。また、タイではタイ企業の資本が入った奈良の試合が新たに配信されます。
先日開催された富士フイルムスーパーカップは、昨年に引き続きオーストラリア・中国・タイが放送。また、今年から香港とベトナムでも放送されています。スーパーカップは来年からのシーズン移行によって、現在の形式での開催は終了となりましたが、また新たな形で何かしらの大会が開催されるものと考えられます。
ベトナムでは、今年から新たにHTVと放映権契約が結ばれています。J1リーグが対象で3シーズンの契約となっていますが、来年開催される特別大会(0.5シーズン)の取り扱いについてはとくに触れられていません。
HTVは、以下の記事だと「ホーチミン市テレビ」と訳されていますが、その名の通りホーチミン市の行政機関(人民委員会)が運営する「市営放送」です。ホーチミンだけでなくベトナム全国で視聴できます。
2024年の「Jリーグシーズンレビュー」によると、約20か国でJリーグが放送され、その他の国では公式YouTubeチャンネルでJ1の毎節2試合をライブ配信したとのことです。今年も数えてみたら20か国でした。
2021年には50か国以上で放送されたこともありましたが、これは広域で展開している放送局があったからですね。MENA(中東・北アフリカ)、中央アジア、旧ユーゴスラビアでそれぞれ数を稼ぎました。その一方で、あまり広げても実際に観られてなければさほど意味はなく、そういう点ではYouTubeで無料で流すほうが地道であるとも言えます。
Jリーグの海外向け放映権は、2022年まで電通が代理店となって販売していましたが、2023年以降は「Content Arena」というデジタルプラットフォームで取引されています。
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