DAZNがバスケ部門設立。Bリーグ番組開始。
DAZNは「DAZN Basketball」という新たな部門を設立したと発表しました。マネジャーとしてChus Bueno氏が就任。Bueno氏はスペイン出身で、2008年の北京五輪で銀メダルを獲得。引退後はNBAに入社し、ヨーロッパや中東などを担当してきたとのこと。
とくに新たなサービスを立ち上げるといった話ではないのですが、既存のバスケ関係の契約をまとめて統括する部門といったところでしょうか。
DAZNの前身であるPerform Groupは、2017年にFIBAと16年間にわたるパートナーシップを締結し、合弁会社「FIBA Media」を設立しています。また、FIBAの公式ストリーミングサービスである「Courtside 1891」を立ち上げ。2024年2月からは、DAZN内からでも契約できるようにしています。
日本においてもこのパートナーシップのおかげで、FIBAが主催するワールドカップを始めとする主要国際大会がDAZNで配信されています。FIBAの利益を最大化する義務があるため、テレビへのサブライセンスも実施しています。
FIBA以外では、イギリスのリーグ・SLBの放映権を獲得し、グローバルで無料配信を行っています。日本でも視聴することが可能です。その他、イタリアリーグのセリエAや、女子のユーロリーグが日本でも配信されています。
この発表と関係があるのか分かりませんが、最近日本のDAZNで「5min BASKETBALL」なる新しい番組が始まっています。Bリーグのハイライト的な番組です。
DAZNは現在Bリーグの放映権を持っていませんが、昨シーズンはB1のハイライトを配信していたことがあります。その際は「WINNER」とのタイアップだったと記憶しているのですが、今回はそれとは関係なさそうです。今後さらなる展開があるのでしょうか。
バスケではFIBA以上にNBAの存在が大きいため、DAZNはNBAとの関係を深めようとしているのでは・・・といった報道も出ています。実際、ドイツではNBAが配信されていたりします。ただ、2025-26シーズンからNBAの新たな放映権契約が始まることもあり、実際にどうなるかは微妙なところです。
先のCourtside 1891と同様に「NBA League Pass」がDAZNから契約できるようになるのでは?という期待もありますが、Amazonがグローバルの販売権を獲得することが発表されています。この契約は独占ではなさそうなので、DAZNが食い込む余地も残されてはいるのですが。
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