【速報】YESとComcast、期限ぎりぎりで合意。

ニューヨーク・ヤンキースのローカル放映権を持つYES Networkと、大手CATVサービス「Xfinity」を運営するComcastの紛争は、交渉期限の3月31日夜、日付が変わるぎりぎりのタイミングで合意に達したことが発表されました。これにより、放送停止という最悪の事態は免れました。

当初は3月27日だった期限は暫定的に31日まで延長。ヤンキースの開幕戦はESPNでの全米中継でしたが、2戦目はYESでの放送です。この放送にYESのCEOであるJon Litner氏が出演し、Comcastを非難したそうです。

Comcastは、YESを従来のプランよりも月額料金が20ドル高いプランに組み込もうとしています。これ自体は他のRSNとも行っている交渉なのですが、他の地域と異なるのは、同じニューヨークを本拠地とするメッツの存在です。


メッツのローカル放映権を持つRSNであるSNY(SportsNet New York)には、8%という少数ではありますがComcastが株主となっています。そして、SNYにはどうやらプラン移行の話がないようです。この状況について、Litner氏は"bullying"(いじめ)だと評しています。

Comcast側もこの発言に反応。YESを視聴できるユーザーの90%近くは、昨年ヤンキースの試合を5試合未満しか視聴していないというデータを出してきました。そして、YESの放送が停止した場合には、顧客に対して7~10ドルを返金すると表明しています。裏を返すとそれに近い金額をこれまでYESに支払っていたことになります。


今回の合意内容についてまだ詳細は判明していませんが、Comcastは従来のプランのままで引き続きYESを放送することになるようです。ただし、今回の合意も長期的なものではなさそうで、また1年も経たないうちに争いが繰り返されるものと考えられます。

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