MLS、海外への放映権販売加速。秋春制も検討中。

先日、オーストラリアでMLSの放送が開始されたという話題を書いたのですが、その後も放映権契約がいくつか発表されています。ドイツ(Sportsdigital)、中東(Dubai Sports)、東南アジア(SPOTV)、韓国(SkyK)、インド(Eurosport India)などが新たに加わりました。

これらの契約ですが、現地時間の日曜夜に開催される試合が対象となっています。今シーズンからMLSは、日曜夜に「Sunday Night Soccer」と題して、その節の注目試合を配置するようになりました。専用のスタジオを開設し、試合前のプレビューショーや、終了後のハイライト番組をプログラムにセットしています。

この「Sunday Night Soccer」が国外向けの放映権のパッケージにもなっています。グローバルでストリーミングの権利を持つAppleとの兼ね合いが気になるところでしたが、このパッケージであればOKということなんでしょう。

さて、MLSがJリーグと同様に「秋春制」への移行を検討している・・・という話題は去年にも出ていたのですが、引き続き検討が進められているそうです。当初はFIFAワールドカップの終了後にあたる2026-27シーズン(すなわちJリーグと同じタイミング)からの移行を検討していましたが、最新の報道では1~2年先送りになるとのこと。


もしシーズン移行となれば、「Sunday Night Soccer」はNFLの「Sunday Night Football」と丸かぶりになってしまいます。まぁ余計な心配ですけど。

日本と同様に、雪が多い地域をホームとするクラブがあるため「雪国対策」が焦点となります。NFLなんかは雪の中でも平気でやってますけど、なにせ資金力があります。また本部組織の権限が強いことや、人工芝のスタジアムが多いことも理由としてあげられるでしょう。MLSはこの課題をどう克服するのか。もちろんJリーグを先行事例として研究しているでしょうから、Jリーグの動きにも注目しておく必要があります。

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