イージースポーツ2、来季配信未定でサービス休止へ。
海外の比較的ニッチなサッカーリーグを配信していた「イージースポーツ2」ですが、来シーズンの配信予定が「未定」であることを明らかにし、現在の契約者に対しては6月30日をもって自動的にすべて解約するとしています。
すなわち、6月30日をもってサービスを休止するのと同義です。改めて何かしらの権利を獲得して再開する可能性は残されていますが、そのまま終了する可能性もあります。
昨日速報でお伝えした通り、スカパーとブンデスリーガの放映権契約は今シーズンをもって終了し、スカパーの放送・配信も終了となることが発表されました。イージースポーツ2が配信しているブンデスリーガ2部についても、スカパーからのサブライセンスであるため同時に終了することが確定しています。
今回のイージースポーツ2からのお知らせは、スカパーよりも1日早い5月12日に出されていました。気づくのが遅くなり申し訳ございません。
その他にもオーストリア・ブンデスリーガや、トルコのスュペル・リグなどを配信しています。これらについては複数年契約を結んでいる可能性もありますが、もしそうだとしても「損切り」したほうがいいのでしょう。サブライセンスを出す選択肢もありますし、そもそも放映権料はさほど高くないはずです。
プロ野球の二軍戦を配信している、2じゃないほうのイージースポーツについても、今年からDAZNで二軍戦を大々的にカバーするようになったため、存在価値が薄れていることは否めません。
もともとイージースポーツは二軍戦の試合の映像制作を請け負っており、ローコストで中継できる技術を売りとしています。自ら配信することに固執する必要もなく、他に配信してくれるところがあるならばビジネスは充分成立します。
それでもサービスを存続させるのであれば、またニッチなリーグを探すことになります。ベルギーとオランダは今シーズンで契約が切れるという認識なので、取りに行こうと思えばいけるでしょう。それとも、ブンデスリーガの放映権を1部ごと取りに行きますか?
2試合ほどテストケース的に配信していた韓国のKリーグもちょこっと気になります。今月新宿でKリーグのイベントが開催されますが、具体的に商談が行われることも想定されます。
あるいは、サッカー以外の競技に転用することも考えられますが、自社制作の映像ではなく、放映権を購入して配信するビジネスにどこまで将来性を見い出しているのかは疑問です。本当にタダ同然で買えるような権利があればまた別の話ですが。
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