なでしこブラジル遠征、ABEMAが配信。

日本時間の5月31日(土)と6月3日(火)に開催される、ブラジル vs. なでしこジャパンの試合について、ABEMAが2試合ともにライブ配信すると発表しています。

ABEMAは今年2月のアメリカ遠征「シービリーブスカップ」もライブ配信しており、なでしこジャパンの中継に力を入れ始めました。そうなると、2027年の女子ワールドカップを狙っているのでは、という期待はどうしても持ってしまいます。こちらもブラジルで開催されるので、なでしこにとってもABEMAにとっても本番を想定した試合になるのかも?

2027年の前に、来年の男子はどうなるんだという話もあるでしょう。ちょうど今朝日経が新しい情報を出してきましたので、そちらはまた別の記事にしておきました。


5月15日に発表されたサイバーエージェント(以下CA)の2025年度第二四半期決算によると、ABEMAを含む「メディア&IP事業」は33億円の利益を出しており、過去最高となっています。ABEMA単体での数字は出ていないので正確な評価はできないのですが、黒字体質にほぼ生まれ変わったと言ってよいかと思います。

1週間あたりの視聴者数を意味するWAU(Weekly Active User)についても順調に成長しており、コンスタントに2,500万を超えるようになりました。ワールドカップ配信後、若干ではありますが傾きも上向いているように見えます。

もちろんアニメとか他のコンテンツもあってのことですが、少なくともワールドカップの配信がABEMAの認知度をさらに高めたとは言えるでしょうし、莫大な放映権料を支払って勝負したことに意味はあったと思います。


ただ、黒字体質となったいま、さらなる勝負に打って出るかと言われるとまた難しいものがあります。だったら、博報堂じゃなくてCAが自ら放映権ビジネスに打って出るほうがいいんじゃないか、とも思います。CAの本業はインターネット専業の広告代理店であることは言うまでもありません。


もしやるとすれば、前回のような全試合無料ではなく、一部有料になるものと考えられます。前回は認知度を増やすことがミッションでしたが、今回は昨年から提供を開始した「広告付きプレミアム」に重点が置かれるのではないでしょうか。

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