ドイツで26W杯・27女子W杯の放映権決定。

ドイツの通信大手・ドイツテレコムはFIFAとの放映権契約を発表。傘下の「MagentaTV」で放送します。契約期間は2025~2027年で、以下の大会が含まれます。


  • 2025年: U-20ワールドカップ
  • 2026年: ワールドカップ
  • 2027年: 女子ワールドカップ、U-20ワールドカップ


なお、ワールドカップのドイツ代表戦と決勝戦は「ユニバーサルアクセス」の規定により無料放送が義務付けられているため、サブライセンスが提供される見込みです。前回大会もドイツテレコムが放映権を獲得しており、一部の試合をサブライセンスしました。

女子W杯をドイツテレコムが獲得したのは初めてのことです。前回2023年大会では、ドイツを含む欧州5大国で放映権がなかなか決まらないという事態が発生しました。最終的にEBU(欧州放送連合)が仲介し、公共放送のARDとZDFが放送しています。それと比べると、実にスムーズに決まったことになります。

ヨーロッパにおいては4月25日付で、FIFAが女子W杯の入札を実施することを公表していましたが、ドイツは対象外となっていました。なので、この時点で交渉が進んでいたということになります。


また、男子と女子がセットで販売されたというのもポイントです。日本でも同様の形がとられる可能性があり、博報堂が代理店になるという話も含めて今後の展開は流動的です。

前回大会では放映権料の目標を3億ドルに設定していましたが、実際には2億ドル程度だったとも言われています。2027年大会について、FIFAは総収入10億ドルを目標としています。前回の5.7億ドルからは75%増となりますので、放映権料についても改めて3億ドル以上をめざすことになるでしょう。

アメリカではNetflixが2027年と2031年の2大会で放映権を獲得しています。今後はヨーロッパでの入札結果が少しずつ出てくることになると想定されます。ドイツ以外の主要国でもスムーズに決まっていくのでしょうか。

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