MLB、ESPNの後釜候補にAppleも浮上。

今年限りでESPNとの放映権契約が終了することになったMLBですが、先日お伝えしたNBCユニバーサルに加え、Appleも後釜候補として浮上してきました。

ESPNが現在保有している放映権は、日曜夜の試合(Sunday Night Baseball)と、オールスター前日に開催されるホームランダービー、そしてワイルドカードプレーオフのセットとなっています。


NBCユニバーサルは、NFLの日曜夜のゲーム(Sunday Night Football)の放映権を持っており、来シーズンからはNBAも日曜夜の権利を獲得しました。MLBも獲得となれば、通年で日曜夜はスポーツ中継で埋めることができます。

Appleは2022年から金曜夜のゲーム(Friday Night Baseball)を配信しています。2028年までの7年契約で、放映権料は年間8,500万ドルと推定されています。なお、この中継は日本からでも視聴することが可能です。

ただし、今回Appleが興味を示しているのはNBCと必ずしも一致していない、とも言われています。日曜夜のゲームにも関心はありますが、これを獲得してもサブスクの契約者はあまり増えないかもしれません。となると、ポストシーズンのほうが魅力的でしょう。


ということで、パッケージがさらに分割されて、NBCとAppleが分け合うのではないかという予想も出てきています。ただ、いずれにせよESPNの放映権料(年間5.5億ドル)を完全に回収するのは厳しそうで、2029年以降の新たなサイクルに賭けることとなります。

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