DAZN、アメリカで欧州CLを配信へ。
アメリカのスペイン語放送局であるTelevisaUnivisionは、来シーズンから欧州CLの放映権をDAZNにサブライセンスします。契約は2年間で、グループステージのうち38試合と、決勝トーナメント5試合(準々決勝2試合・準決勝・決勝)の計43試合が対象です。また、ELについても対象に含まれるとしていますが、詳細は不明です。
現在開催中のクラブワールドカップでは、DAZNがTelevisaUnivisionに対してスペイン語放送のサブライセンスを出しており、今回の契約は「返礼」のようなものです。
面白いのはグループステージの試合がDAZN独占になっているということです。独占にするにはそれなりの条件をオファーする必要があるでしょう。あるいは、TelevisaUnivision側にとっては決勝トーナメントがあれば充分と考えているのでしょうか。
クラブワールドカップで一時的に登録者を集めたとしても、DAZNにはその先のコンテンツが必要です。もちろんサッカーに限らず、さまざまなスポーツがターゲットになるものと思われますが、とりあえず最初の弾が放たれました。
来年のワールドカップ開催を控え、アメリカではサッカーの放映権の争奪戦が繰り広げられました。以下の記事は3年前に書いたもので、改めて最新状況をまとめる必要があるのですが、主要リーグについては空きがない状況であり、DAZNが食い込みたくてもなかなか入れません。今回のようにサブライセンスで切り崩すというのが現実的です。
TelevisaUnivisonが保有している権利ですが、2024-25から2026-27シーズンまでの3年契約で、放映権料は総額2.25億ドル(年間7,500万ドル)とされます。今回のサブライセンスは残りの2年間が対象となっています。
また、英語版の権利についてはCBSが2029-30シーズンまで契約を結んでいます。放映権料は6年間で総額15億ドル(年間2.5億ドル)と報じられています。
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