リーグ・アン、新チャンネルは月額€14.99に。
リーグ・アンは、7月1日に開催された会議で「100%リーグ・アンチャンネル」の立ち上げを正式に発表しました。詳細については7月10日に開催される記者会見で発表されるとのことですが、料金については月額14.99ユーロに設定すると明らかにしています。また、若者を対象とした割引オプションが提供されるとも報じられています。
当初は月額20ユーロ以下という見通しが示されていましたが、かなり思い切った料金設定です。1年限りで撤退したDAZNは月額39.99ユーロ(年間契約で29.99ユーロ)という設定でしたから、その半分以下ということになります。
その背景として、毎節1試合の独占放映権を獲得しているbeIN Sportsとの交渉がまとまらなかったことがあげられます。beINは年間8,750万ユーロの放映権料を引き続き支払い続けることで独占を継続します(1億ユーロという報道もあり)。名前通り「100%」の試合を放送するためには、beINから権利を買い戻すか、非独占化するために減額などのオプションを提示する必要がありましたが、首を縦には振りませんでした。
チャンネルを放送・配信する媒体については、主要なCATVや衛星放送に加えて、以前権利を持っていたDAZNやAmazonも参画する可能性が報じられていますが、Canal+については交渉が決裂したとも言われており、最終発表まで予断を許しません。Canal+側はやはり全試合が提供されないことに不満を感じており、beIN Sportsの料金を足すと「まだ高い」と考えているようです。
ちなみに、Canal+内でbeIN Sportsと契約すると月額15ユーロかかりますので、リーグ・アンチャンネルとほぼ同額となります。なお、従来のDAZNではbeINがライブで放送した試合をディレイ配信していたそうですが、来シーズンも引き続きそうなるかはまだ言及されていません。
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