世界水泳開幕。最後のウルトラソウルか。

本日(7月11日)、シンガポールで世界水泳が開幕します。最初は水球が開催されます。競泳は7月27日からとなります。


テレビ朝日のWebサイトで放送予定が公開されました。地上波では競泳とアーティススティックスイミングを放送。その他はCSテレ朝チャンネルでの放送です。

また、ABEMAでは競泳の予選を独占ライブ配信。決勝レースも無料配信すると発表しています。


残念なのが放送時間です。競泳の決勝レースは午後8時(日本時間)から開催されるスケジュールとなっていますが、放送は「報道ステーション」のあとの11時15分からです。ABEMAでライブ配信してくれれば・・・と思うのですが、ABEMAからの発表では決勝をライブ配信するとは書かれておらず、地上波との同時配信になるようです。

今大会をもって、テレビ朝日は世界水泳の中継から撤退すると報じられています。ただ、正式に発表されたものではありません。少なくとも分かっているのは、今大会をもって放映権の契約が切れるということです。


従来、世界水泳の放映権は電通が代理店として全世界に販売していましたが、2023年にSportfiveが進出。新たに4年契約を結びました。日本やシンガポールを含む一部の国については引き続き電通が残りましたが、2027年以降の契約についてはまだ正式に発表されていません。


今回の世界水泳の会期中に新たな代理店契約が発表されることも考えられます。もし電通が完全に撤退となれば、必然的にテレビ朝日の存続は厳しい情勢となります。

放映権料の高騰や円安といった理由以前に、テレビ朝日にとっては海外のスポーツ中継が重荷になっていることも事実です。コストの割に視聴率が稼げない、時差に左右されるといった理由があげられます。レギュラー番組が好調なテレ朝にとっては、局のイメージを象徴するコンテンツであるはずの世界水泳であっても見直しの対象です。


テレ朝は、大型のスポーツコンテンツについては1社独占にこだわらないという姿勢を表明しています。すでにWBCやバスケットボールで同じ方式がとられていますが、もし2027年以降も世界水泳の放送が継続されるとしても、他社との共同になる可能性があります。

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