リーグ・アン、仏国内で独自チャンネルローンチ。
リーグ・アンはフランス国内で新たなチャンネル「Ligue 1+」を開始しました。DAZNとの放映権契約がわずか1年で終了した後、自らのチャンネルを立ち上げた形です。
当初は「100%リーグ・アンチャンネル」という仮称で呼ばれていましたが、よりシンプルな名前に落ち着きました。まぁ、beIN Sportsとの放映権契約はまだ有効なので、全試合を生中継できないという事情もあったりするわけですが。というわけで、毎節9試合のうち8試合は生中継されますが、beINが権利を持つ1試合はディレイとなります。
月額が14.99ユーロになるという報道もありましたが、これは年間契約をした場合の料金設定だということです。月単位の契約だと19.99ユーロになります。同時に2人のユーザーまで視聴可能となっています。
それとは別に「モバイルオファー」という、モバイル・タブレット端末限定のプランも用意され、こちらは年間契約をしなくても月額14.99ユーロとなります。その代わり、ユーザーは1人に限定され、2人が同時視聴することはできません。
また、若者向けの割引プランも用意されました。26歳未満は月額9.99ユーロで視聴することができます。こちらも1ユーザーのみです。
放送・配信チャネルとしては、大手CATVのSFR、通信会社のブイグテレコム、Orange、Freeといった名前が連なっています。交渉が決裂したと報じられたCanal+の名前はありません。
また、DAZNも今回は一配信業者として関与することとなりました。DAZNはフランスだけでなく、イギリスやアメリカなどでも「Ligue 1+」を供給する権利を獲得しています。
また、DAZNはセリエAの放映権を確保したとのこと。昨シーズンは開幕当初フランスでの放映権が売れておらず、昨年10月、大手スポーツ紙「レキップ」のチャンネルと2年契約を結んだと発表されていたのですが、これもどうやら破棄されたようで、来シーズンはDAZNの独占と発表されています。
リーグ・アンからの撤退にともない、DAZNは8,500万ユーロの手切れ金を支払うこととなりましたが(1億との報道も)、フランス市場から距離を置くのではなく、コミットメントを続ける意思を明確にしています。
DAZNは、本国イタリアでセリエAの放映権を保有するほか、イギリス、スペイン、ドイツ、そして日本でも保有しています。日本では2025-26シーズンも引き続き配信することを表明済みです。
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