リーグ・アン、今度はbeINと対立か。
DAZNとの放映権契約を破棄し、新たに独自のチャンネル「Ligue1+」を立ち上げたリーグ・アンですが、開幕を3週間後に控えたタイミングで今度はもう1社の契約先であるbeIN Sportsとの対立が報じられています。
beINは、毎節1試合(土曜17時キックオフ)を生中継する権利を持っていますが、どの試合を中継するかは契約上制限があり、自由に決められるわけではありませんでした。beIN側はこの制限を緩和、もしくは撤廃を主張しています。
具体的には、昨シーズンはbeINが最初に試合を選べる節と、まずDAZNが選んで2番目にbeINが選ぶ節が交互に設定されていたとのこと。beINからしてみれば「Ligue 1+」はリーグが自ら放映権を抱え込んだにすぎないわけですから、DAZNに取って代わる立場にはなり得ないと言いたいのですね。
また、同じクラブの試合を2節続けて放送することはできず、特定クラブの試合を集中して放送することもできないとのこと(年間8試合まで)。beINはPSGと同じカタール資本ですから、できることからPSGの試合をもっと中継したいと考えているはずです。
リーグとしては「Ligue1+」で全試合を中継したいところですが、beINとの独占契約が続いている間は叶いません。独占を非独占に変えられれば理想なのですが、そのためにはbeINの要求をある程度呑んでもいいと考えるのかどうか。あるいは、DAZNと同様に契約の途中解除へと進んでいく可能性もあり得ます。
beINの放映権料は年間7,850万ユーロと報じられています。昨年は1億ユーロと報じられていたのですが、そのうち約2,000万ユーロは広告料を兼ねており、全クラブのユニフォームに「Visit QATAR」のロゴを表示するのが条件だったとも。この話もどっかに行ってしまったようです。
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