世界水泳、米NBCが契約更新。どうなるテレ朝。
アメリカのNBCは、World Aquatics(世界水連)との放映権契約を2028年まで更新しました。次回2027年の世界水泳を筆頭に、ロサンゼルス五輪に向けての大会が幅広くカバーされることになります。
このニュースのポイントですが、代理店のSportfiveがこの契約を仲介したと書かれています。これにはどんな意味があるのでしょうか。
Sportfiveは2023年にWorld Aquaticsと代理店契約を結んでいます。それまでは電通が代理店を担当していましたが、電通は日本・韓国・オーストラリアなど限られた国に縮小され、それ以外の国をSportfiveが担当することになったのです。
この時は「複数年契約」という発表で、具体的な年数は明らかにされていませんでした。しかし、当時のプレスリリースでは2027年の世界水泳について触れていないことや、EBU(欧州放送連合)と2026年までの放映権契約を結んだことを鑑みると、2026年までの契約ではないかと推測していました。
しかし、今回のNBCとの契約は2028年までということで、必然的にSportfiveとの契約も少なくとも2028年まで存在することになります。当ブログの推測は覆されました。すみません。
今回の世界水泳をもって、テレビ朝日が撤退するのではと報じられています。日本における代理店は引き続き電通が担当していますが、もし2026年までの契約だとすれば、今大会で契約が切れるというのは筋が通っています。
しかし、Sportfiveの契約が2027年以降も残っているのであれば、電通の契約も残っている可能性が浮上します。そうなると、契約の切れ目をもって撤退するということではなく、単にテレビ朝日側の事情によって撤退するという話になってしまいます。果たしてこれでよいのか。
本当に撤退するのかは分かりません。他社との共同で放送するといった可能性も考えられます。正直、今回の放送は録画ということであまり気合いが感じられなかったことも事実ですが、水泳ニッポンに復活の兆しが見えれば、ロス五輪前哨戦ということで再度盛り上がることも考えられます。
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