インディカー運営会社に米FOXが出資。
インディカーシリーズの運営会社であるペンスキー・エンターテインメントは、株式の1/3をFOXに売却したと発表しました。金額は1.25~1.35億ドルと推定されています。
FOXは今年(2025年)から、NBCに代わってインディカーの放映権を獲得しています。3年契約と推定されていますが、こちらも複数年延長されたと発表しています。報道では少なくとも2029年までとされていますが、出資関係が続く限りは半永久的と言ってよいのでは。
アメリカ最大のモータースポーツであるNASCARも今年から新たな放映権のサイクルに入っており、FOXも名を連ねてはいますが中継するレース数は減っていますので、インディカーと独占契約を結び、長期的に育成していく戦略を示したことになります。
F1についても来年から新たなサイクルとなり、現在Apple・Netflix・NBCが候補にあがっていますが、FOXは関心を示さず、アメリカンモータースポーツに特化します。
FOXはこの秋にも有料のストリーミングサービス「FOX One」を開始する予定です。無料の「Tubi」と合わせて、ストリーミングへの比重を強めていくことになります。そのためにもコンテンツを揃えていくことは大切です。
ちょっと話がそれますが、今回登場したペンスキー・エンターテインメントと似たような名前の会社で、ペンスキー・メディアというものがあります。直接的な資本関係はないようですが、両社の創業者は親子です。
ペンスキー・メディアはアメリカのエンターテインメント界の多くのメディアを握っており、スポーツメディアの「Sportico」もその一員です。また、当ブログでもたまに引用している「Hollywood Reporter」「Deadline」「Variety」も傘下だとのことで、なんだかんだで皆兄弟なのね・・・と驚いています。
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