新チャンネル設立のリーグ・アン開幕。

リーグ・アンの新シーズンが開幕しました。フランス国内ではわずか1年で撤退したDAZNに代わり、リーグ自らが運営するチャンネル「Ligue 1+」での中継が始まっています。毎節9試合のうち8試合を生中継、1試合を録画で中継します。


その1試合はbeIN Sportsが放映権を持っている分ですが、beINとの紛争はまだ終結していないようです。放映権料7,850万ユーロのうち、シーズン開幕までに1,880万ユーロを支払う契約となっていますが、beINはそのうち1,400万ユーロしか支払っていないと報じられています。

beINと対立している理由は以前にもお知らせした通りで、DAZNが撤退したにも関わらず、放送するカードの選択権が昨シーズンから変わっていないことが不満を募らせています。


リーグ側はbeINに対して「同じクラブの試合を2試合連続で放送することはできない」というルールを緩和することを提案したそうですが、その条件というのが、昨シーズン果たされていなかった中継カードの全クラブのユニフォーム袖に「Visit QATAR」のロゴを付けるというもの。これはカタール政府にスポンサー料(2,000万ユーロ)を追加で支払ってもらうことを意味するため、交換条件にすらなっていません。beINが立腹するのも当然でしょう。


なお、beINの中継する枠は土曜午後5時キックオフの試合となっており、開幕節ではランスvs.リヨンが該当します。

「Ligue 1+」はフランス国内の大手CATVのほか、昨シーズンまで放映権を持っていたDAZNでも提供されます。さらに、それ以前に放映権を持っていたAmazonからも提供されることが決まりました。


料金は月額19.99ユーロ(年間契約で14.99ユーロ)が基本となっていますが、各社が新規加入キャンペーンを展開しています。DAZNは「Ligue 1+」を契約すれば、DAZNの他のコンテンツが1年間実質無料になるとしており、昨シーズンはいったいなんだったのか・・・という気すらしてきます。もちろん、それだけリーグ側の取り分が減る可能性が高いことを意味するわけですが。

【お知らせ】現在コメント機能が使えない状態です。感想・意見・誤情報のツッコミ等ございましたら、筆者のX(旧Twitter)までお願い致します。 @flower_highway

0コメント

  • 1000 / 1000